何かおかしいと思いガントレットを調べてみると ズッタズタ・・・ 途中、コンビニで買った裁縫セットで 一通り、「まつり縫い」をカマすが 何せボタンとかつけるようの応急キットなので 革に針が通らずポキポキ折れて 半分も縫えなかった・・・ 結局アロンアルファでガッチガチに接着したという もう最後まで残念極まりない一日はこうして幕を閉じる。 明日から大雪に注意などという天気予報が出ているが 見なかったことにする。 |
「寒―――――――ぃぃぃぃぃ・・・・」 Belstaffが裂けた為、スキマ風が身に滲みますが まぁ気のせいということにして別府は竹瓦温泉という昭和レトロな温泉があるそうなので その温泉を目指します。 |
湯布院〜別府はうわさのやまなみハイウェイでつながってます。 これを再び戻ります。 今度はコケないようにそれはもう慎重に慎重を重ね、今まで無いくらい丁寧に走ります。 横滑りを始めるブリヂストンBT45に励ましの声援を送りながら丁寧に走ります。 |
状況も状況だけに、テンションもテンションだけに それはもう時速10km〜20kmくらいでハザードを炊きながら トボトボと、しかし慎重に恐る恐る走り やっとの思いで湯布院に到着 当初はいろんなところを回ろう〜っと♪ なんて思っていたが、もうどこでも良い。 一番最初に見つけた温泉に入ると そこは露天風呂しかないだけの小さな宿だったw 内湯は無いのかい! 脱衣所まで外という状況に 震えながらやっとの思いで温泉にありつく。 |
まさか露天風呂しかないとは知らず驚いたが 結構スタンダードなコトらしい。 |
少し落ち着いたところで 行きたかったところのうちのひとつだった 「庄屋の宿」と言うトコに行ってみる なんと露天風呂がコバルトブルー色をしている きわめて珍しい温泉。いやーここは最高でした 危険を冒してまで来た甲斐があったという物です。 |
※ネットより画像拝借、イメージ図 マジでこんな感じでした。寒かったけど |
AM11:30 ついにその時がやってきます。 しばらくは雪道を慎重に走っていたのですが 慣れてきて気が抜けた瞬間、 シャーベット状の雪に足をとられ・・・・ガッサー!!!!!!! やっちまいました。 というか既にこの状況、転ばない方がおかしい。 |
会社を休職して約一ヶ月。 ようやく落ち着いてきて家にいる日々にも飽きてき始めたので どこかに行こうと決め的を絞ったのが九州。 冬でもまだギリギリ走れるだろうと思い旅立った・・・・のだが。 その一部始終、ご覧ください。 |
別府といえば地獄めぐりというくらいなんだそうで 竹瓦温泉の場所からもう少し北に走ると その地獄温泉地帯があるのですが ここでは入湯はできず 外からいろんな色をした温泉 (真っ白な温泉や真っ赤な温泉) などを見て回る観光地になってます。 |
命かながらに別府まで戻ってきてその竹瓦温泉とやらを探します。 |
名前は洒落た名前の横丁なんですが 「そういったような」お店が並ぶただの裏路地という印象・・・ 「お兄さんどうですか〜」「・・・いや、結構です。」というやり取りが続いた |
その横丁をぐるぐる回りながらやっと見つけた竹瓦温泉は なんと大掃除のため全館休館というとてつもないオチをつけてくれた。 もう目がテンです・・・ |
しかし温泉の目の前に小さなカフェがありましたので ここへ入って心を落ち着けます。 これぞ神の救いか。 |
間違いなくパワースポットなんだろう巨木。 エネルギーに満ち溢れておる。 |
朝の早い時間だったので人も少なく より厳かな雰囲気。 |
事故現場。 ちょうど日のあたっていない部分の雪解けが浅かったようで。 初日にコケるってのはどういう事か・・・テンション的にもガタオチですが、負けません。 湯布院温泉はすぐそこなのです。 ・・・・よく見るとBelstaffがボロボロに。 さらにヒザが痛むと思ってふと見ると カッパ→ジーンズ→レッグウォーマーを切り裂くだけに飽き足らず 膝からだいぶ出血しております・・・あーあ。 バイクも傷だらけなら着てるもんまでズタズタ、 さらに自らも負傷してさえ、あきらめる事はしません。 もう「温泉に入りたい」それ一心の情熱だけで動いてます。 だ っ て 寒 い ん だ も ん 。 。 |
クラッチレバーが軽く曲がってしまいましたが 持っていたモンキーとメガネでそれとなく修正しただけで 後は何とか走れそうな雰囲気。 ・傷ひとつなかったタンクに「男の勲章」という名のエクボ ・センタースタンドが見事に1/3くらい削れてます ・タンデムステップの根元に着いた黄色い塗料はセンタ-ライン・・・アブネ。 ・ミスターETCのセンサー部分に傷が・・・ダイジョウブカ ・ミリタリーバッグがずいぶん頑丈なキャンバスで作られているので こいつがクッション代わりになったようです。 |
別府を通り過ぎひとやま超えると湯布院なんですが その「ひとやま」で積雪を確認。 思わずいやな予感が頭をよぎる。 路面はわずかに凍結し シャーベット状の雪が道路上に残る非常に危険な 県道11号、やまなみハイウェイを走って 湯布院郷を目指します。 ここまで着て引き返すなんて男が泣くぜ。 |
・・・数分後、男が泣いてます。 進めば進むほど危険な状況に運転中もオフ車のダート走行よろしく 片足出しながら走ってみたりしてきたのですが 目の前の状況にさすがに考えます。 しかし、距離にしてたったの数キロ。 行けるところまで行こうとイケイケドンドン。それ〜行ってみようと安易に出発 |
で、この地獄は各所で入場料を取って 見て回るらしいのだが 寒くて凍えてるこちらとして正直、温泉に入りたい。 一箇所くらい入れないかなぁと探すも見つからず、 仕方が無いので一番地獄っぽい「血の池地獄」にたちよると なんとタイムオーバー。 時刻はPM17:30を回っておりました。 本日二度目の目がテン。 この文字のフォントじゃないけど 展開が「水曜どうでしょう」みたいになってきている。 |
にしても寒い。 なにかおかしいんじゃないかというくらい寒い大分県。 とりあえず道なりに「宇佐神宮」という 素晴らしい神社があるそうなので お参りしてからいきましょう。 意外と信心深いのですよ。 |
初日から残念極まりない感じでスタートした今回の旅に 一抹の不安を覚えながら一日目を終了。 しかし寒い。寒いったら寒い。 凍えながら駅前のネットカフェへと転がり込む。 |
いやぁ良いです。 さすが人気があるだけの場所です。 んが冷静になって考えると 別府に戻るには来た道を戻らねばなりません。 迂回路でもないかと地図を見てもらしい道も無く 意を決します。 |
いいですなぁ。 |
何度も言おう。とにっかく寒いのだ。 しかし 初日から秘密兵器である スノーボードのウェアをきるわけにはいかないので Belstaffで寒さをしのぐ。 実際、とまってると寒いのだが 走りだすと寒くない。 さすがはモーターサイクルウェアBelstaff。 |
宇佐神宮とは全国に四万近くある「八幡宮」の総本山なのです 日本の「信仰」発祥の地でもあるらしい。 |
国宝や重要文化財だらけの境内。 旅の出発に安全を祈願し御参りをする。 |
答えはキックペダル。 先に行われたSRミーティングのときに衝撃を受けた xatta氏のマネになるのだが「パクリ」にならないために 真鍮線でペダル巻いてドレスアップを図ることにした。 さすがにこの季節フェリーで九州に向かう人は少なく 二等船室もスッカラカンで怪しまれずに済みました。 あとは小説やらを読んでだら〜りとすごします。 月曜の夜出発して水曜日の早朝に着くのです。 考えりゃ長旅ですが、陸路を走っていくことを考えたら・・・ 否、帰りは陸路なんですがネ・・・ |
今回は旅仕様と称し、ミリタリーバッグを左右に装備 さらにリアにもバッグをつけて積載量をUP こいつをカメラバックにでもしようかと思ったのですが 振動が大きすぎでさすがにやめました。 日々の服は圧縮袋を使いROLL袋に(笑) さらにトップブリッジに純正のゴムパーツを使って コンパスを両面テープで止めてみた。 これで一段と旅気分が盛り上がること間違いなし! |
さてやっとの思いで九州に到着したワケですが 初日は新門司から別府を目指し、湯布院で温泉めぐりをしてから 別府で一泊というプランです。 今までは優雅にビジネスホテルを利用してましたが フェリー代で食ってますから全日ネットカフェに宿泊という魂胆です(笑) ライダーハウスとかいけばいいんですけどね、 居心地の良さを覚えるとやめられんワケで。 しかし九州、ありえないくらい寒いんですが・・・・ |
そして四国は徳島でいったん寄港。 前回の四国ツーリングはコレの復路を利用したというワケ。 にしても一日が長い。 |
さらばである、Tokyo Night この時、後に待ち構える苦難など知る由もなかった。 |
12月14日(月)東京からフェリーにて 向かうは北九州、新門司(シンモジ) 東京からだと軽く一日半位かかります。 自分と二輪とあわせて九州までは やはり二万円くらいかかりますが 寝てればつくので楽チンです。 しかし絶対ヒマなのである物を持ち込む。 |