朝、ネットカフェからライブカメラで各地を確認すると (ネットカフェを利用したのはこれをする為でも重要) それはもう各地、ありえんぐらい雪が積もってるではあ〜りませんか 間違いなく昨日のやまなみハイウェイも凍結しているに違いない・・・ この日は全工程で一番走ろうと思っていた日だけに残念でならない。 阿蘇周遊から高千穂峡を目指す予定は 大きく加筆修正されることとなり、黒川温泉郷めぐりへとなった。 |
・・・衝撃の二輪車死刑宣告。 「貴様ァァァ!!あと数キロのトコまできてこの私に引き返せというのか・・・ッ!!」 つーかなんだその気温、おい。 いやいや、俺は何も見ていない・・・何も見ていない・・・・何も見ていないんだ・・・ 黒川温泉までは距離にしてあとわずか6kmと看板が出ていたし 行けるところまで行って駄目だったら引き返してこよう、そうしよう。。 こうして人生初の二輪でのチェーン規制無視という暴挙を強行。 |
※Webから画像拝借 |
この黒川温泉郷はホームページも気合が入っているので ぜひ一度見ていただきたい。 もうこれ見てるだけでここに着たくなること必死。 ちなみに左の写真は12/19現在の写真だそうな もう少し時期がずれてたら完全にOUTでした。 (いったのは17日・・・) |
そして来た道を引き返します。 帰るときに温度計が氷点下から動いていなかったので さすがにBelstaffでは耐え切れずスノーボードのウェアが登場します。 あぁ・・・少しマシになりましたぞ。 それでも ところどころ穴が開いているガントレットの隙間から入り込む冷気で手が動かなくなりつつも 442を引き返しこの日は大人しく大分市街ネットカフェへと 早々に転がり込みます。 本来であれば高千穂まで目指していたであろう日だっただけに 物足りない間MAXだが寒さには勝てなかった・・・ 翌日は朝一でフェリーを使い四国に渡る予定だが 天気予報的にはなんと四国も雪らしく 渡った所で松山から徳島まで下道を走らされることになるのもイタダケナイので またしてもプランを変更するべくネカフェのPCにかじり付き 陸路を探したり天候予測をみたりライブカメラをみたりフェリーをさがしたりと あの手この手でプランを練り直す。 ・・・まぁこれがやりたいとは発言しましたが、まさか本当にこうなるとは。 |
三つ目の温泉を探していると雪が本格的に降ってきた・・・ 我がミリタリーバッグにも嫌な結晶を見せる雪。 惜しいが三つ目はあきらめて早々に退却することとなった。 こんな山郷に閉じ込められてはそれこそコトです。 |
駐車場で車の人が凍えて車から降りてきて 私の姿を見て唖然とする 「コイツ、バイクかよ・・・!」みたいな顔をして 通り過ぎるときにどっから来たんだ〜とナンバーをみて 「・・・横浜だって!?」という声が何度も聞こえる。 俺がアンタならおそらくは同じコトを言うだろう。 |
その案内所的な風の舎の目の前にある南城苑。 ここはぜひとも宿泊してゆっくりしていきたいものである。 |
郷に積もり始める雪・・・ |
「温泉街」と言うよりかは 「田舎町の一角」という物静かなたたずまいを見せる黒川温泉郷 |
こちらの壱の井も素晴らしかった。 |
しかし夏に来たら良いトコなんだろうなぁと何度も思う。 放牧されている牛たちを眺めながめ・・・ ・・・る、余裕もなくとりあえずシャッター切って 先をへとすすみます。 もう寒すぎて思いをはせるのも難しい。 もう一回くらい言っておきます。寒い! そして先へと進むとトンでもない物が目に入ってきます |
さすがにこの辺まで来ると雪がちらほら。 一部日陰では路面凍結も見られ 再びハザード戦法で車が後ろについたら抜かしてもらい チンタラ安全運転で走ります。 連日コケていてはマジでシャレになりません。 |
昨日から続く疑うような寒さに この日は風が加わりかなり冷たい突風にさらされます 走っても寒いしとまっても寒い これにはさすがに参った・・・ 道の駅を発見しては休憩して 風の当たらぬところで一服したり HOTなお茶を飲んだりと (コーヒーではリアルに逆効果) しのぎながら黒川郷をめざします。 |
別府から大分市街地まで走り そこから国道442号に入ります。 雪どころか路面もドライで 迂回路は正解だな!とちょっとテンションがあがります。 道も広く平日なので交通量も少なく ワインディングを少々楽しみます。 少しくらい走らせれぃ。 |
海沿いを走ると大分市街地方面に工場群が。 気になる。すごく気になる。 しかしこの日も極寒の大分県。 道行く気温計に表示される数字は 大体2度〜4度。 走ってるので体感気温はまさに0度近い。 |
ものすごく適当に書いたのだが 紫色のラインがこの日気合を入れて走ろうと思っていた やまなみハイウェイを含む阿蘇周遊ルート。結構あります。 ところがライブカメラや当日の気温から察するに 間違いなく通行止めかチェーン規制は必死で話にならないだろうと思い 海沿いから迂回して国道442号を使い くじゅう高原を抜けたところにある黒川温泉を目指します。 |
面白いのはそのシステム。 「風の舎」という総合案内所をかねたような場所で 「手形」と呼ばれる木の板を購入し 温泉に入るたびにこの手形を見せ、 裏に張ってあるシールと交換しスタンプをもらうという 独自のシステムが人気を呼んでいるらしい。 この手形も地元の方が切り出しているらしく なんとカドは滑らかにやすりがけが施されているではないか! これひとつひとつ手作業でやってるのかと思うと感動さえ覚えます |
裏面、シールは三枚。 要するに手形一枚で三箇所入ることができる。 黒川温泉郷は全部で26箇所もあるのだ。迷う迷う。 この手形一枚で1200円と非常におてごろ。 こういったシステムを考え出したり 接客のレベルを上げたりと 非常に町づくりに努力の色が伺える。 実際どこの温泉に入ってもその対応には光るものがあった。 |
くじゅう高原に近づくにつれ標高があがってくるため必然と気温が下がってくる。 さっきよりも寒いということは確実に0度近い。 おかげさまで空気が澄んでいて展望が望めるすばらしい場所を走ることができた。(マジで寒いけど) |
・・・そして慎重に走ること数分。 意外と積雪もなく(もはや感覚がおかしいのか) 無事にたどり着いたそこは 非常にひっそりとしたところにあるところで まさに「郷」という名にふさわしい場所だった。 ここ黒川温泉は観光客の客足に嘆いていた頃 どうしたら客が集まるのか町を挙げて努力を重ねたそうな。 そして今では年間で100万人(?) を超す超人気温泉になったらしく 温泉ランキングでも上位を行くらしい場所なのだそうだ。 ・・・という事前情報を聞き 俄然、来てみたくなって無理をしたのは言うまでもない。 |
途中「日本一のパノラマ展望台」 と銘打った場所が目に入ったので立ち寄る。 ・・・雪がマジです。 |
駐車場が雪原になってしまっている状態だったので 思いっきり突っ込んで遊んで見ます なかなか見れませんよ雪原にBT45のパターンなど。 |
その展望台。 吹き付ける風が強すぎて 設置してある木のベンチがなぎ倒されているのを見、 軽く自然の驚異に恐怖する。 |
問題の展望はというと・・・・ 曇っていてよくわからん、またしても残念至極。 つーか寒すぎてなにもかもどうでも良い。 |
しかし進むにつれ 昨日より雪が深いところに差し掛かってまいりました。 さすがこれだけの高原であれば当然か。 もうこの辺で感覚がだいぶ麻痺してます。 |
と思ったのもわずか、この国道すっごく狭い・・・ 民家の前とかを普通に通過しちゃう裏道みたいな道路ですが それでも堂々国道の文字とマークが見て取れます。 しかしこんな山深いところで路面がドライとは本当に正解だなと安堵する。 阿蘇方面は完全アウトでしたからね・・・ |