人の事いえないが大体なんだ?この後姿は(笑) ユーラシア大陸でも横断しようと言うつもりなのだろうかと疑うほどである。 |
店のガラスに映る 自分たちのトンデモない様相に 二人で大爆笑しながら無事相模湖駅に到着。 彼は中央本線を乗り継ぎ 私は中央道をひた走り 「アンティークスカフェで会おう」と お互いの安全思い硬い握手を交わし それぞれ別行動を開始する。 相模湖駅から出てくると なんと川崎のZ集団とでくわす すげーすげー ナナハンで着てたら・・・餌食になってたでしょう。。 |
劇的ドラマティックな一日が明けて 山中に潜むSR氏の美しいこと。美しいこと。 (自分で言うな) さて問題は不動車となってしまった彼のSRと 彼がどうやって帰宅するかと言う話題に。 バイクはもはや起動不能なので致し方ないが 彼と彼の貴重なキャンプ道具はなんとしても もって帰らなければ。 幸いにして相模湖駅が近い。 電車で帰ることは可能だ。 だが駅までの山道をどうやって?? 私も荷物が満載・・・・・ 彼も満載・・・ さて・・・・どうするか・・・ |
そんなこんなでやっとの思いでキャンプ場へと転がり込んだのが20時過ぎであったか。 とりあえず炎を起こし暖を取る 夜になるにつれてだんだんと冷えてくる山中 xatta氏の蒔が大活躍。 なお、キャンプの模様は今回のキャンプをキッカケに 別ページに詳しく展開することにいたしました コチラですTOPページからもいけます。ご覧ください。 |
走行可能な私が先陣を切り偵察に向かうと。 ジ ー ザ ス ク ラ イ ス ト 。 この状況下でこのことを伝えたくはなかったが事実は変えられない 「悪いニュースだ、兄弟!ゲートが閉まってる!」 「ま・・・マジかよ!」 桜の散り具合に我々の末路を見た気がするのは気のせいにして 安西先生の「あきらめたらそこで試合終了ですよ」のフレーズを思い出す。 いくらシーズンオフでも、もぐりこんでキャンプを展開するのはやはりイタダケナイ。 どこかにないだろうか再び検索をかけると 奇跡的にすぐそばに相模湖休養村キャンプ場という場所をを発見。 |
とりあえずタンデム出来る事が確認できたのでxatta氏のバイクを隠し場所へと移動させ 後日ピックアップしに来るということで話がまとまった。 後ろでハザードを出しニュートラル惰性で隠し場所まで下山するxatta氏 高年式のSRでよかったと思う瞬間。 (SRのハザード機能は高年式に装備されている) |
そこで導き出してしまった。 タンクに積載するという方法。 英国旧車のフラットタンクに荷物を積んでいるところは見た事はあったが さすがに35リットルのウィルダネスを乗せても大丈夫だろうか・・・・ 一抹の不安を抱きながらも乗せてみると意外と乗ってしまった。 「行けるんじゃね?」 |
基本的にバイクパーツ屋というトコロにはいかない私だが このような魅力的な車体に出会えることもあるのだなぁと。 かなりロングタンクにブラックで纏め上げた車体。 これだったらTRも良いよなぁ。 |
今回かなり高ポイントの装備品であったxatta氏のサングラス。 普通の人ならまずは掛けないであろう かのサラ・コナーが掛けていたニコルのサングラスである。 これ。 真鍮製のテンプル部分に施されたエングレービングの美しさはもとより 耳に掛けるフック部分がばね式になっていて フレキシブルに可動するため着脱が楽に行える。 この一本をみて、サングラスに対する思い入れがガラっと変わった。 xatta氏は長年捜し求めていたらしいが、その理由がわかった。 いい物を見せてくれましたですよ。 しかもコレ海外で買うと、どエライ高価なものらしい・・・ 興味津々な私はあつかましくも「ちょっとかけてみても良い?」 とお願いするとOKをもらった ・・・・しかしかけてみて激しく後悔したのは言うまでもない。 これではまるで、背景も相まってミッドガルあたりの武器屋にしか見えない やめておけばよいものの、好奇心とは恐ろしきものよ。 xatta氏の用に似合うようになるのはやはり十数年、追いかける情熱がなければならない そんな彼とはまた再びリベンジを掛けたいと思っている。 今年は彼にキャンプを教えてもらわねば、ね!? |
結局タンクも下ろし丸裸のxatta氏のSR メインハーネスを最初から最後まで被覆をはがしてみたりしても 一切断線している模様もなく 最後の最後、一番あけたくないジェネレーターを開ける。 オイル漏れもあったのでジェネレーターのブラシに掛かったか? いやでもガスケット効いてるしなぁ・・・・ 原因がわからず時間だけが過ぎていく。 私と彼と二台のiPhoneで症例を検索しまくる。 ・・・内心、「もうココがダメになったんじゃねーか」とも思いたくなったが 「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という言葉が何度も頭をよぎり 何度もキックをくりかえし火花が飛ばないプラグを見つめる。 そして調べるところをすべて調べてとうとうたどり着いてしまった 「ジェネレーターのパンク」というスチームパンク好きにはもう駄洒落のような展開にw ・・・気がつけば側道に雪つもる山中で 四時間も格闘を繰り広げていたことにようやく気がつく。 時間を見ると18時。 おいおいキャンプ場ってチェックイン18時までじゃなかったか? ・・・一瞬「野営」という二文字が二人の頭を駆け巡ったが さすがにiPhoneで近所にキャンプ場がないか検索をかけると すぐそばにキャンプ場を発見。 ニュートラルに入れたxatta氏のSRを押して惰性でそのキャンプ場まで行く。 周りから見たら完全にモーターサイクルダイアリーズ状態。 |
とりあえずエンジン回してもオイルが漏れてこない程度に回復したので 一路道志を目指し相模湖を走る。 もうワクワクがとまらない瞬間。 この瞬間のためだけに生きていると言ってももはや過言ではないくらい ワクワクがとまらない。 |
なんとか修復し落ち着いたところでよく見てみれば。 おいおい大丈夫かってほど荷物が載っているスチームパンクG.B.U号 薪を積んでる人は始めてみました(笑) ところがこの薪がまた重要な役割を・・・・ |
しばらくするとxatta氏より連絡。 相模湖東ICで降りるはずがひとつ先の相模湖ICで降りてしまったらしい 「オーライ今行くよ」と20号を走ると目に付く電光掲示板。 雪ねぇ・・・まぁ何も見なかったことにしましょ、うん。 |
Photo By Antiques Cafe Mr.RYUJI |
と、この絵(笑) カフェの人目をさらうどころか 道すがらタクシーの運転手もびっくりの エルネスト具合。 こういうことがあるからこそ 面白く、また友情も深まるわけで。 |
環七→永福から中央道に乗り 向かうは相模湖東IC いつもはあっという間に通過してしまうICで降りるという なにか不思議な感覚に陥りながらも 待ち合わせ場所のコンビニ到着。 まだ彼は現れていないので軽く朝飯+昼飯でも喰らう事に。 |
SRミーティングの劇的な出会いから猛烈に仲良くなり すでにお互いを兄弟とまで呼び合うほど仲良くなった God Brass Youのxatta氏と念願のツーリング。 しかも今回はただのツーリングではなくキャンプを交えた 一泊二日の日程でキャンプのメッカ、道志へと向かう。 事前に見つけたネイチャーランドオムというキャンプ場がとても良さそうだ! と二人で盛り上がっていたのだが しかし・・・・ |
とまぁこれが撮影していただいた動画なのだが 良くとったなぁ・・・と。 天気も景色も最高だったけどすれ違う人たちはみんなポカーンとしてたよね |
小一時間程し、先にアンティークスカフェに到着。 遅れること10分程度 もうほぼ同時と言って良いほどxatta氏も到着。 再び握手を交わしお互いの無事を確認する キャンプ帰りと知ったオーナーRYUJI氏は xatta氏の所有するすばらしき道具達に興味津々 RYUJI氏も山登りを愛し キャンプ道具には造詣が深い。 お店に灯っているランプや置かれている真鍮製の道具も 実はキャンプツールだったりする 興味がある方はRYUJI氏に問いかけてみると良いでしょう アツーく語ってくれますよ その後、世がふけるまでカフェで今までの出来事語らっていたとさ。 |
しかしこの時がまた天気が良くて景色が良くて 後ろで動画でも取ってくれないかなぁ などとヘンなことを思っていたら ・・・その思いを感じ取ったのか ちゃっかりとデジカメで動画を撮影していたではないか 後から聞いて大笑いであった ※くれぐれもマネなさらぬよう。 つっこんでも当HPは一切責任を負いません |
そんなことを思いつつ 帰り支度をしているときにふとSR氏に目をやると タンクにネットが乗っている ん 。 ? ・・・ちょっとまてよ。 Nortonタンクは上面がフラットではないか。 |
無事隠し場所へと置き 先ほどの絵のとおりタンデムで相模湖駅を目指す。 回転数も上がらず2000回転付近で ズドドドドドと低いうなり声を上げるSR氏 なんでこんな絵があるのかと言えば それはもちろんあの状況下でもカメラを撮影しているからである。 がんばれ・・・・ |
時刻はすでに19時になろうかと言うところで xatta氏が必死に電話をかける。 すると奇跡の休養村は 快く受け入れてくれると言うではないか。 とりあえず彼にタバコの箱を渡し 一服してもらってる隙に 動ける私が話をし先行して休養村へ向かう。 遅い時間にもかかわらず 管理人さんは親切に対応してくれた なんか、救いの神に見えたよ。 一通り事情を説明し自分の荷物を置かせてもらい 寒い山中で動けなくなっているxatta氏を迎えに行くべく 気合のキック始動、フルスロットルでキャンプ場を出ようと ・・・・・思ったら一服し終わり すでに惰性で 山を下ってきたxatta氏がそこに居るではないかw あまりのありえない展開に 一瞬幻かと思うほどの出来事だったが 彼は「心配するなよ」的な笑顔を見せる。 あの荷物満載のSRを 坂道もあっただろうによくこれたなぁと 安心と同時に尊敬の念を抱く。 |
あまりにも面白すぎる絵なので荷物を満載しているxatta氏を乗せてみる 「意外といけるな!」 あとはこれで私が乗れる事とギア比をあげているSR氏が まともに走ってくれるかどうかに掛かっている。 |
もうこの時点で二人のテンションは崩壊の極み(笑) かなり盛りあがり、普段やることのないセルフタイマーで撮影。 まさにモーターサイクルダイアリー図を髣髴とさせる絵である 面白すぎwwwwwwww 「どうだ?いけるか?」 「行ける!」「行ける!」 よし・・・・あとは走るのみである。 |
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4/17 この日をどれだけ待ち望んだか。 テンションは最高潮。 荷物は過積載。 夢いっぱいで出発するも出発して数分で SR氏のウィンカーが切れる。 まぁ・・・・先日事故にもあってますから ウィンカーくらい切れるわなぁ と途中にあった南海部品でバルブを入手。 今思えば何かの前兆だったのか・・・? |
話は変わって装備品の話。 最近カフェでも出先でもいろいろなところでよく聞かれる シフトガード。 「そんなのあるんですね!」 「どこで売ってるんですか?」 と意外と注目度は高いらしい 靴好きであればマストバイです。 難しいことはひとつもありません シフトガードで探せば出てまいります。 さぁみんなで靴を大切にしようじゃないか。 |
とりあえず我がSR氏のバッテリーにつなぎ変えてみたり xatta氏のバッテリーをこちらで充電してみたりしても 火が飛ばない。 なんだ点火コイルか?それとも・・・・ その間、とまって声をかけてくれる車やバイクは一台もおらず 寂しい世の中になったもんだよなぁと 二人で世を憂いつつ、お互いのSRをバラバラにしていく。 |
・・・・しかし小一時間ほどたっても一向にエンジンがかかる気配がなく 原因をひとつずつたどっていく。 どうもプラグから火が飛んでいない。なんじゃーなんじゃー。 |
エンストでとまっていたらしい。 ひとまずは安心。 つーかなんだこの地面の油はw? オイルか?ガスか? とりあえず大丈夫なのか兄弟? 「なんかいきなりエンストしてさー」 さてさて何事でしょうねぇ。うん。 |
まぁ山の中がこんな状況ですから ピーポ君も見回りということでゴクローサンです。 しかしいつ見ても落ち着かないカラーリングです。 なんて思っているとミラーに映っているはずのxatta氏が居ない・・・ ま、まさか・・・と思いアクセルをブン回して戻ると・・・ |
・・・・ところが進むにつれて 悪夢のような光景を思い出させる風景へと変貌していく相模湖山中。 それでもまだ写真を撮る余裕はあります。 甘くみるんじゃねーぞ、と。 寒くはあるが気温も氷点下ではないので快適といえば快適。 |
「オイルが漏れてほとんどないんだけど、どーしよ・・・?」 「安心したまえ兄弟。予備もっとるぞ」 という具合に取り出したご存知シェブロン。 えぇ。予備で持ってます。 まぁいつどこで何が起こるかわかりませんから 一本くらいは常備してます。 |
・・・場所は相模湖、どこにもない。 というわけで自分らで対処するほかない。 こういうとき自分で作り上げた車体だと勝手がわかるので あーだのこーだのいわずに どうなっているかが頭の中に入っているので 最低限できる作業をサクサクと進めていく。 |
骨折箇所。 この銅管にフレアを通し上からねじ込み封をする仕組み いつだか、どこかで キシリトールガムで対処したと言う記事を見たことがありますが あいにく今回は持ち合わせておらず 設備屋に片っ端から電話をかけるxatta氏 フレアを作成できる機械さえあれば良いとのことなのだが |
無事xatta氏と合流。 ところが彼の銅管オイルシステムにトラブル。 振動で銅管が折れてしまったらしい。 もともと銅はやわらかい素材で振動にも強く 古い英国車のNortonやVelocette、Vincentなどで 銅管を使うのは結構メジャーで 先人達のBlogを呼んでいると銅管が割れるのは そんなにあることではないがさほど珍しいことでもない タイミングがわるかったねぇ。などと様子を見る。 |
と言いつつ前日は4月にもかかわらず かなり冷え込み、雪が降った模様。 まぁ空を見る限り今日は晴れてるようですし 大丈夫でしょう。 チェーン規制とかないしね(小声) |
Photo By Antiques Cafe Mr.RYUJI |
おまけ 荷物満載のxatta氏を 阿佐ヶ谷の駅まで歩かせるわけにはいきません 我が荷物万歳号でxatta氏を送迎 Barbournoサイドベンツがいい感じでしょ。 (自分で言うな |
すっかり春の兆し いい季節になってきましたなぁ。 |